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Spotify、車中音楽再生調査用ハードウェア「Car Thing」について説明
Spotifyが、ドライブ中の音楽やポッドキャストの再生状況について調査するためのハードウェア「Car Thing」を米国の一部のユーザーに配布するに当たり、この端末を市販する計画はないと説明した。
スウェーデンの音楽ストリーミングサービスSpotifyは5月17日(現地時間)、米国の一部のユーザー間で実施する計画の「Car Thing」テストについて説明した。
Car Thingは、車のシガーソケットに接続し、Bluetooth経由でスマートフォンと車と接続する小さなハードウェア。米The Vergeによると、「Hey, Spotify」と呼び掛けることで再生するコンテンツを音声で指定できるという。
SpotifyはCar Thingはあくまでもユーザーによる車内での音楽やポッドキャストの再生について調査するためのテスト端末であり、これを販売する計画はないと説明した。また、このテストは米国でのみ実施する。
同社は将来的には車以外でのサービス利用状況調査用ハードウェアをテスト参加者に配布する可能性もあると語った。
Spotifyによるオリジナルスマスピ開発のうわさは昨年2月からあるが、今のところうわさの域を出ていない。
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