今の小中学生は堅実派? お小遣いの使い道、「お菓子」「貯金」派が「ゲーム」派上回る
バンダイが、小中学生のお小遣いに関する調査結果を発表。親が与える1カ月分の平均額は2036円だった。使い道は「お菓子やジュース」がトップで、「ゲームソフト」などを上回った。
バンダイは5月20日、小中学生のお小遣いに関する調査結果を発表した。親子900組に聞いた結果、親・祖父母が与える1カ月分の平均額は2036円で、前回調査(2016年)から約250円アップしていた。使い道は「お菓子やジュース」がトップで、「ゲームソフト」などを上回った。
平均金額を学年別にみると、小学校1〜3年生は1207円、4〜6年生は1996円、中学1〜3年生は2449円と成長に応じて増額していた。一方、この4月に「進級・進学に伴ってお小遣いを増額した」という親は33.4%で、「変更なし」(60.5%)を下回った。後者からは子どもの金銭管理を不安視する声や、「子どもがお金に興味がない」と明かす声があった。
お小遣いの使い道について「お菓子やジュース」(60.0%)に次いで多かった回答は「文房具」(35.6%)。以下、「マンガ」(33.7%)、「貯金」(25.6%)、「書籍」(18.4%)、「おもちゃ」(16.5%)――と続いた。
「アミューズメント施設内でのゲーム」(15.7%)は7位、「ゲームソフト」(15.4%)は8位にとどまった。ゲームに依存したり、高額課金したりする若年層の増加を懸念する声も一部にあるが、今回の調査では比較的“堅実”な小中学生の実態がうかがえた。
この他、男子は「カードゲーム」、女子は「服やアクセサリー」「友人へのプレゼント」などにお小遣いを使う層がみられた。
調査は4月12日〜14日にかけてインターネット上で実施。小学校1年生〜中学校3年生の子を持つ親900人に状況を聞き、子どもと一緒に回答してもらった。
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