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アマゾンジャパン、Huawei製品の直販を停止 「OSなどに懸念」
アマゾンジャパンが、Huawei製のスマートフォンなどの直販を停止。5月24日現在、個人や業者が出品する「マーケットプレイス」では購入可能だが、製品ページに「本製品はOS等についての懸念が発生しています」と注釈を付けている。
アマゾンジャパンはこのほど、中国Huawei製のスマートフォンなどの直販を停止した。5月24日現在、個人や業者が出品する「マーケットプレイス」では購入可能だが、製品ページに「本製品はOS等についての懸念が発生しています」と注釈を付けている。
例えば、新機種「HUAWEI P30 Lite」のページを見ると「現在在庫切れです」「この商品の再入荷予定は立っておりません」と表示されている。ITmedia NEWSの取材に対し、アマゾンジャパンの広報担当者は「お客さまが安心してお買い物ができるように対応を検討している」と回答した。
米国の規制、日本企業にも影響
米政府が米企業に対しHuaweiへの部品輸出を事実上禁止し、米GoogleはHuaweiとの取引を停止したと海外メディアが報じている。Huaweiが今後発売するAndroidデバイスでは、OSの更新ができなくなる他、Google PlayなどGoogle製サービスが使えなくなる恐れもあるという。
報道を受け、通信キャリア3社、楽天モバイル、LINEモバイルなどがHuawei製の新型スマートフォンの発売を延期するなど、日本企業も対応に追われている。
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