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「G Suite」版「Gmail」の「情報保護モード」、6月25日からデフォルトで有効に
Googleが、「G Suite」版メールアプリ「Gmail」で、大事なメールに開封期限を付けたり、受信者がメールや添付ファイルを転送できないようにする機能「情報保護モード」を6月25日からデフォルトで有効にする。
米Googleは5月29日(現地時間)、G Suite版のGmailの「confidential mode(日本では「情報保護モード」)」を6月25日から正式版としてリリースすると発表した。
情報保護モードは、昨年4月に発表し、今年の3月からβ提供しているメール機能。添付ファイルに開封期限を付けたり、転送不可にしたりできる。
企業のG Suite管理者が手動で無効にしない限り、6月25日から新規メッセージ作成画面に情報保護モードのアイコンが表示されるようになる。
これをクリックすると設定ウィンドウが開き、メールの有効期限やパスコードを設定できる。受信側は、メールや添付ファイルを見ることはできるが、それらを転送、コピー、印刷、ダウンロードできない。
大まかな仕組みは、メールが送信されると、受信者側のメールのコピーからメールの本文と添付ファイルが削除され、コンテンツへのリンクに置き換えられる。Gmailのクライアントでは、リンク先のコンテンツが普通のメールのように表示されるというものだ。受信者側がGmail以外のメーラーを使っている場合は、コンテンツではなくリンクが表示される。
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