Dropbox、新デスクトップアプリ発表 Slack連携やWebコンテンツを含むユニバーサル検索など
DropboxがWindowsおよびMac向けの新しいアプリを発表した。ファイルやフォルダだけでなく、アプリやWebコンテンツ、フォルダを共有するメンバーとのコミュニケーションをDropboxから離れずに行えることを目指す。
米Dropboxは6月11日(現地時間)、Dropboxのデスクトップアプリ(WindowsおよびMac)を刷新すると発表した。先行アクセスに特設ページから申し込める。
新アプリで目指すのは、Dropboxアプリから離れずに、他のアプリやツールを開かなくても作業ができるワークスペースの提供。「仕事のための仕事」からユーザーを解放したいとしている。
Dropboxはクラウドストレージサービスとしてスタートしたが、ファイルやフォルダだけでなく、Web上のコンテンツへのショートカットを作成し、これも保存・検索できるようになる。これにより、Dropbox内でアプリを横断するファイルやURLをユニバーサルに検索できる。
4月に発表した米Googleの「G Suite」ファイルのDropbox内での編集・共有を、すべてのユーザーが利用できるようになる。既にワークスペースからアクセスできるようになっているMicrosoft Office、Salesforce、Adobe、Autodeskのサービスに加え、新たにコラボレーションツールのSlack、ビデオ会議のZoom、プロダクティビティツールのAtlassianと連携する。例えばDropboxの画面からSlackに直接ファイルを共有し、その場でSlackでのやり取りを続けられる。
フォルダに、プロジェクトの概要説明を追加できる。フォルダには、To Do、含まれるファイルやフォルダの一覧、共有メンバーによるコメントや変更履歴など、コンテンツとツールがまとめられており、プロジェクトごとのワークスペースとして使える。
なお、新しいアプリにオプトインしても、従来通りWindowsエクスプローラーやmacOSのFinderでの表示も可能だ。
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