伝えたいのは「ガンダムの世界観」 ザクのプログラミング教材で学べるもの:東京おもちゃショー2019
バンダイが「東京おもちゃショー2019」でザクのプログラミング教材を展示。実際にザクが動くデモンストレーションを実施している。
バンダイは、テレビアニメ「機動戦士ガンダム」の世界観を楽しみながらプログラミングを学べる教材「ZEONIC TECHNICS」(ジオニック テクニクス)を「東京おもちゃショー2019」(一般デーは6月15日〜16日、東京ビッグサイト)で展示している。2018年の「CEATEC JAPAN」で初展示したもの。今回は、実際にプログラミングされたロボットが動く姿が見られる。
ジオン軍のモビルスーツを開発、製造していたジオニック社公認の「MS(モビルスーツ)講習キット」という設定。ジオン軍のモビルスーツ「ザクII」のキットを組み立て、専用のスマートフォンアプリ(iOS/Android)でプログラミングすることでザクIIを動かせる。全高は約30センチで、全身17個のサーボモーターや、ジャイロセンサー、対物(距離)センサーを搭載する。ザクの象徴ともいえる「モノアイ」を動かしたり、二足歩行したりでき、動きに合わせて効果音も出せる。
STEM教材として、4段階構成のカリキュラムを用意。(1)頭部、(2)機体上部(+胴体)、(3)機体半身(+両腕)、(4)全身(+両脚)、の順に組み立てていき、各段階で動作確認できる。より本格的なプログラミングをしたい場合は、近藤科学が提供する無料PCソフト「HeartToHeart4」を使うことで細かいモーションが設定可能だ。
ZEONIC TECHNICSを担当するバンダイの原田真史氏(新規事業室 デピュティゼネラルマネージャー)は、「私たちは単にロボット教材を提供しているのではなく、ガンダムの世界観を提供している」と話す。今回の展示では、オプションパーツである専用台座、トレーラー型台座に加え、ジオニック社の整備員やジオン軍のパイロットをモチーフにしたミニフィギュアを用意。「これらのオプションパーツはガンダムの世界を構成するもの。実際にモビルスーツを動かすのはこんなに大変なのかというのを体感しながら、プログラミングやロボティクスを学んでほしい」と語った。
販売価格は未定で、10月に予約受け付けを始める。対象年齢は12歳以上。
「ガンダム世代のお父さんも一緒になって楽しめる、かなりとがった教材になっていると思う。多脚パーツやハイトルクなサーボモーターなど、自由度の高いカスタマイズなども楽しめるようにしていきたい」(原田氏)
関連記事
- こいつ、モノアイまで動くぞ! ザクらしさを追求したプログラミング教材
バンダイは「CEATEC JAPAN 2018」の同社ブースでザクをモチーフにしたSTEM学習教材シリーズ「ZEONIC TECHNICS」を披露する。ベースの二足歩行ロボットは近藤科学製。デモムービーには、ザクの象徴ともいえるモノアイを動かす姿、そしてショルダータックルの姿勢をとるザクも映っていた。 - 「ザクII」を動かすプログラミング教材、バンダイがCEATECで披露
バンダイは、「ザクII」を使ってロボティクスやプログラミングを学べるSTEM学習教材シリーズ「ZEONIC TECHNICS」(ジオニック テクニクス)を「CEATEC JAPAN 2018」で披露する。「ジオニック社公認のMS(モビルスーツ)講習キット」という。 - 冗談ではない! AIロボット「ハロ」との会話がディープ過ぎた件
バンダイの「ガンシェルジュ ハロ」は、AI(人工知能)技術を駆使したコミュニケーションロボット。ガンダムに関するうんちくを披露したり、クイズを出したりと多彩な対話を楽しめる。バンダイ本社を訪ね、詳細を聞いた。 - セイラさんも太鼓判 AIロボット「ハロ」、予約は25日から
バンダイのAI搭載ロボット「ハロ」が7月25日午前11時に予約を開始。販売直前イベントで、声優の潘めぐみさんがその魅力を語った。 - さらにできるようになったな! AI搭載「ハロ」と戯れてきた
AI搭載ロボットになったガンダムのペットロボット「ハロ」が東京おもちゃショーに登場。ハロとガンダムトークで盛り上がれる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.