巣立つまでお世話して――本当に飛び去るフクロウ型ペットロボットで母の気持ちを知った:東京おもちゃショー2019
お世話をすると飛び立っていくフクロウ型ペットロボットをタカラトミーがおもちゃショーで展示している。
成長すると羽根を広げて大空へ飛び立つ──タカラトミーが「東京おもちゃショー2019」(一般デーは6月15日〜16日、東京ビッグサイト)で展示しているフクロウ型ペットロボット「とんで!オウリー」は、そんな一風変わったギミックを備える。本体に内蔵したプロペラで、文字通り勢いよく“飛び立つ”。
ロボット本体に、鳥の巣をモチーフにした台座、ごはん用のベリーが付属。ベリーを口元に近づけてご飯をあげたり、頭をなでたり、本体を揺らすことで寝かしつけたりできる。オウリーは目の部分に内蔵したLEDの光と声で「大好き」「おなかすいた」「さむい」「げっぷしたい」などの感情を伝える。
オウリーを羽ばたかせるには、飛び方を教えてあげる必要がある。飛び立たせるための手順は次の通り。
まず、目が白色になった「気分が良い」状態のオウリ—を手に持ち、空中で上下に振る。飛ぶ練習が十分にできると目の色がレインボーになったオウリーが「イェーイ!」と叫び、本体からラッパ音が流れる。ラッパ音が流れている間にオウリーを巣に戻すと、首の部分を境に本体が上下に分離し、内蔵したプロペラが勢いよく回り出して空中へ飛び立つ。
オウリーは最大80センチ上空まで、約10秒間浮遊する。危ないので飛び立つときは巣から2メートル離れる必要がある。
タカラトミーの担当者は「お世話をすると実際に巣から飛び立っていくというストーリー性のあるペットロボット」と話す。フクロウをモチーフにした理由は「丸くかわいらしいフォルムで世界的にも人気があるため」と説明している。
飛ぶ経験を重ねると徐々に飛ぶ時間が長くなるという。初回は必ず飛行に失敗する仕掛けになっているそうなので、育てがいもありそうだ。
本体サイズは100(幅)×100(奥行)×110(高さ)ミリ、重量は87グラム。充電式のリチウムイオンバッテリーを内蔵する。
発売日は8月10日で、価格は6980円。カラーバリエーションは、シュガーホワイトとドリーミーピンクの2種類を用意する。
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