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PayPay“100億円祭”の裏側で何があったのか システム障害と苦闘したエンジニア(2/2 ページ)

PayPayで昨年12月に展開した「100億円あげちゃうキャンペーン」。その間、ユーザー数の増加に伴い、PayPayのシステムは不安定な状態に。押し寄せる膨大なアクセスに、PayPayのエンジニアはどのように対応したのか。

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しごと発掘ラボ
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“失敗”を踏まえ、第2弾では対策

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PayPayの山本啓介さん(プロダクト本部 テクノロジー1部 部長)

 第1弾キャンペーンの“失敗”を踏まえ、今年2月に始めた「第2弾100億円あげちゃうキャンペーン」では、システムをチューニング。「一部機能が停止すると重要な機能も停止した」「事前の負荷試験に考慮漏れがあった」――といった課題を整理した上で、対策を施した。

 例えば、「システムの健全性を守るためにレートリミットのシステムを構築した」という。アクセス数が一定の値を超えたユーザーには、アプリ画面で「ただいま混み合っています」と表示し、アクセスを制限した。

 この他、システムのどの部分で処理に時間がかかっているかを可視化する仕組みを導入し、トラブルの調査やチューニングの効率を向上した。山本さんは「これらの対策によって第2弾のキャンペーンは大きな障害もなく、終えることができた」と話している。

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