ニュース
他人に見られたくないデータを自動削除 デジタル終活支援ツール「まも〜れe」リリース
MONETは死亡など有事に備えPC上のデータの閲覧権限を管理するソフトウェア「まも〜れe」の市場調査版を先行リリースしたと発表した。
セキュリティソフトなどを開発するMONET(千葉市)は6月18日、自身の死亡などに備えて、他人に見られたくないデータのアクセス権限を管理できるWindows用ソフト「まも〜れe」の先行体験版をリリースしたと発表した。遺族に見せたいデータと消去したいデータを分けて保管できる。体験版は無料。
PCに保存しているデータを「存命中から誰でも開ける開示データ」「ユーザーが死亡したら親族のみに開示する重要データ」「本人以外は開けない秘密データ」に分類、親族は事前に共有されたIDとパスワードで権限のあるデータを閲覧できる。ユーザー本人以外が閲覧しようとした場合、秘密データを自動削除する設定もある。
親族が開ける重要データはSNSのアカウントやネットバンキング、クレジットカードといった資産相続などで必要になるもの、開示データには葬儀や供養の希望や遺言など、秘密データにはプライベートな情報の保存を想定する。
先行体験版は市場調査用で、セキュリティレベルは低いという。正式版は2019年内リリースを予定している。
関連記事
- DMMが終活サービスに参入 終活情報サイト「終活ねっと」買収で
DMMが終活情報サイト「終活ねっと」を運営するスタートアップ企業を買収。終活サービスに参入する - 自分が死んだら課金停止、「Yahoo!ボックス」のデータ削除……死に備える「Yahoo!エンディング」
自分や家族の死に備える「Yahoo!エンディング」がオープン。ユーザーの死亡が確認できた段階で、「Yahoo!ウォレット」の課金を停止したり、「Yahoo!ボックス」のデータを削除するサービスなどを備えた。 - 僧侶の手配をAmazonで頼める「お坊さん便」 定額料金で読経・法話
法事・法要の際に定額料金で僧侶を手配できる「お坊さん便」がAmazon.co.jpに登場する。 - お坊さんのIT活用を考えるイベント「テラテク!」開催 「誰も私たちの課題を解決してくれない」
freeeがお坊さんのためのIT活用イベント「テラテク!」を開催した。 - 故人が好きだった曲、葬儀で流すにも使用料が必要? JASRACに聞いた
葬儀で楽曲を使いたいときも、JASRACに使用料を払う必要はあるのか。JASRACに聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.