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しまむらが「ZOZOTOWN」から撤退 理由はコスト削減、「ZOZOARIGATO」とは無関係
衣料品大手のしまむらが、6月20日正午に「ZOZOTOWN」から撤退。広報担当者は「販売手数料がかかるため、コスト削減のために撤退した」と説明する。今後は「当社独自のチャネルを活用し、低価格な商品を提供したい」という。
衣料品大手のしまむらは6月20日、同日正午にファッション通販サイト「ZOZOTOWN」から撤退したと発表した。しまむらの広報担当者は「販売手数料がかかるため、コスト削減のために撤退した」と説明する。今後は「当社独自のチャネルを活用し、低価格な商品を提供したい」という。
しまむらはZOZOTOWNに2018年7月に出店。当初は「店舗のないエリアや来店できない顧客への商品提供が目的」としていた。他社の通販サイトとは提携していなかった。
しまむらは今後、スマートフォンで注文した商品を希望の実店舗で受け取れる“取り寄せアプリ”「しまコレ」(iOS/Android)の強化に注力する方針だ。
ZOZOは、有料会員が商品を10%引きで購入できるサービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」(5月30日に終了)を展開。有名ブランドの反発を呼び、ブランドの“ZOZO離れ”が進んだとの報道もあったが、しまむらは「今回の撤退とは無関係」としている。
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