Twitterはこのほど、ヘイト行為に関するルールを改定し、宗教を理由に他者の人間性を否定するようなツイートを禁止した。違反が確認された場合ツイートは削除され、他のヘイト行為と同様アカウント停止の対象になる。
ルール改定前のツイートも、要請があれば削除する必要がある。具体的には「[特定の宗教団体]はこの国を蝕むがんだね」「害虫駆除をしないと。[特定の宗教団体]は虫けら以下」などの投稿を指すという。
Twitterは2018年に、ヘイト行為ポリシーに関する意見をユーザーから募った。世界30カ国以上から8000件を超える回答が集まり、ルールの明確化や一貫性のある運用を求める声が上がったという。
同社は今後もポリシーの対象範囲を拡大していく予定だ。
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