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仮想通貨取引のビットポイント、緊急メンテで全サービス停止 親会社の株価はストップ安に
仮想通貨交換業者のビットポイントジャパンが、緊急メンテナンスのため7月12日の午前10時30分ころに全サービスを停止した。原因と終了時期は明かしていない。サービス停止を受け、親会社のリミックスポイントの株価(東証2部)が急落し、ストップ安まで値を下げた。
電力小売などを手掛けるリミックスポイントの子会社で、仮想通貨交換業者のビットポイントジャパンは7月12日、緊急メンテナンスのため同日午前10時30分ころから全サービスを停止した。原因と終了時期は明かしていない。
当初の緊急メンテナンスは午前6時30分〜正午を予定しており、送受金サービスのみ停止するとしていたが、途中で急きょ予定を変更。仮想通貨取引、法定通貨の入出金、店舗決済など、あらゆるサービスを停止した。
ビットポイントジャパンは、マネーロンダリング対策が不十分などとして、2018年6月に金融庁から資金決済法に基づく業務改善命令を受けた。その後約1年間にわたって改善策の実施状況を報告し、19年6月に報告義務を解除されていた。
親会社の株価は急落
サービス停止を受け、リミックスポイントの株価(東証2部)が急落。午後0時57分には、値幅制限の下限(ストップ安)となる前日比80円安(−18.6%)の350円まで値を下げた。
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