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高速道路で「手放し運転」できる「スカイライン」9月発売 ゼンリンの3D地図を活用
日産が「スカイライン」の新モデルを9月に発売。高速道路の同一車線内ではハンドル操作が不要になる「プロパイロット2.0」を搭載する。
日産自動車は7月16日、高級セダン「スカイライン」の新モデルを発表した。高速道路の同一車線内ではハンドル操作が不要になり、ナビゲーションシステムで設定したルートを走行する「プロパイロット2.0」を搭載。日本国内で9月に発売する。価格は427万4640円(税込)から。
ナビゲーションシステムで目的地を設定し、高速道路の本線に合流するとナビが指定したルートを走り始める。ナビと周囲360度のセンシング情報に基づき、ルート走行中の分岐や追い越しのために車線変更をするタイミングをシステムが自動で判断して、ドライバーに提案する。
高速道路の同一車線内では、ドライバーがハンドルから手を離した状態で運転も可能。ただし日産はドライバーに対し、常に前方に注意を払い、すぐにハンドルを握れるようにしておくことを求めている。
同機能は、ゼンリンの「3D高精度地図データ」を使って開発した。道路の形状や白線、交通標識の位置などを立体的にデータ化したもので、GPSの位置情報と組み合わせると、クルマの現在位置をセンチ単位で把握できるという。
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