ソニー、6100万画素のフルサイズミラーレス「α7R IV」発表 連写合成で2億4000万画素の写真も撮影可
ソニーが、6100万画素のフルサイズミラーレス「α7R IV」を発表した。
ソニーは7月16日(米国時間)、フルサイズのミラーレス一眼カメラ「α7R IV」を発表した。約6100万画素のイメージセンサーを搭載する。米国での価格は3500ドルで、9月に発売する。日本への投入は未定。
α7R IVは、ソニーが2017年11月に発売した「α7R III」の後継機種。「III」は約4240万画素だったが、「IV」はさらに高画素化し約6100万画素を実現。イメージセンサーはソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」。ニコン「D850」やキヤノン「5Ds R」、パナソニック「S1R」など他社の高画素機を抜き、フルサイズ機では最高画素数となる。画素数が多いため、APS-Cサイズにクロップしても約2620万画素の写真を撮影できる。
5軸5.5段分のボディ内手ブレ補正に対応。III同様に、イメージセンサーをわずかに動かしながら連写合成することで高解像な画像を得る「ピクセルシフト撮影」に対応。IIIでは4枚撮影し、約1億6960万画素分の情報を約4240万画素に凝縮していたが、IVではセンサーを半ピクセルずつシフトさせながら16枚撮影することで約2億4000万画素の画像を得られるという。
イメージセンサーのダイナミックレンジは15ストップ。毎秒10コマのAF/AE追従連写で68枚まで撮影できる。同社のAPS-Cミラーレス「α6400」などが搭載する「リアルタイム瞳AF」に対応。静止画と動画で、人と動物の瞳にフォーカスを合わせ続けられる。
電子ビューファインダーには576万ドットの有機ELディスプレイを採用している。
動画では14ストップの階調を録画できる「S-Log 3」形式に対応。全画素読み出しによる4K撮影が可能で、Super 35mmモードも搭載する。
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