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UPS、Wingに次いで米国内のドローン配送のFAA認可取得へ
米貨物運送大手のUPSがドローン配送子会社UPS Flight Forwardを設立し、米連邦航空局(FAA)に国内でのドローン配送のための認可を申請した。年内には取得できるとしている。
米貨物運送大手のUPSは7月23日(現地時間)、米連邦航空局(FAA)に対し、同社のドローン配送事業UPS Flight Forwardへの航空規則(FAR)Part 135(以下「FAR135」)の認可を求めたと発表した。
FAR135は、小型のプロペラ飛行機による定期便およびチャーター運航を認可するというもの。UPSは早ければ年内にも認可を受けられるとしている。この認可が下りれば、オペレーターの視界から外れても、また、昼夜を問わずドローンを飛ばせるようになる。
UPSは2016年にドローン配送のテストを開始した。既にFAR107は取得しており、米国内の一部地域でドローンによる無人配送のパイロットプログラムを実施している。
米Alphabet傘下のドローン事業Wingも4月にFAR135の認可を取得している。
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