ドワンゴは7月25日、「ニコニコ超会議2020」と「闘会議2020」を2020年4月18〜19日に千葉・幕張メッセで合同開催すると発表した。
ニコニコ超会議は、ネット上や「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」などで人気のコンテンツを題材にした大型イベント。2012年から毎年春に開催しており、19年は過去最多の16万人超を動員した。闘会議はゲームを題材にしたユーザー参加型のイベントで、15年から毎年冬に開催。19年は約8万人を動員した。
ドワンゴは、2つのイベントを合同開催することでイベントの企画やブースコンテンツを集約し、相乗効果で集客力を強化したい考えだ。
ネット上では、合同開催について「それぞれの参加者が、それぞれの魅力に気付けるといい」など好意的な意見が寄せられている一方で、「経費削減では」「闘会議はもともと超会議から別れたもの。(闘会議が)事実上の消滅では」といった厳しい見方もある。
ドワンゴは動画サービス「niconico」の有料会員数減少が続く中で、収益体質の改善に向けて不採算事業の見直しに注力。19年に入ってから、AI(人工知能)研究を行う「ドワンゴ人工知能研究所」の閉所、ゲームアプリ「テクテクテクテク」のサービス終了、ゲーム情報サイト「電ファミニコゲーマー」の運営事業の他社への移管、アンテナショップ「ニコニコ本社」(東京・池袋)とライブハウス「ニコファーレ」(六本木)の営業終了と新スタジオへの機能集約など、事業の“選択と集中”を進めている。
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