Google、認証端末「Titanセキュリティーキー」を日本でも発売 6000円
GoogleがFIDO対応サービスへの2段階認証用セキュリティーキー端末「Titanセキュリティーキー」を日本で発売した。USB版とBluetooth版のバンドルで価格は6000円。TwitterやDropbox、FacebookなどGoogle以外のサービスへのログインにも使える。
米Googleは7月31日(現地時間)、昨年7月に米国で発売した「Titanセキュリティーキー」を日本、カナダ、フランス、英国でも発売したと発表した。日本での販売価格は税込み6000円。日本のGoogleストアでも既に販売されている。
Titanセキュリティーキーは、サービスへのログインでの二段階認証で使える小さな端末。Googleストアで販売されているのは、PCのUSBポートにさして使うものと、Bluetoothで接続して使うのものの2つがバンドルされている。
ファームウェアはGoogleが開発したが、FIDOのプロトコルをサポートするので、Googleだけでなく、Coinbase、Dropbox、Facebook、GitHub、Salesforce、Stripe、Twitterなど、FIDOをサポートする他社のサービスやハードウェアでも利用できる。
Googleアカウントで使うには、Googleアカウントの「ログインとセキュリティ」の「2段階認証プロセス」をオンにし、Titan Security KeyをUSBポートに挿すかBluetoothで接続して画面の指示に従って設定する。
企業はこちらから一括購入できる。
なお、「Android 7」以上を搭載のAndroid端末ユーザーであれば、GoogleアカウントへのログインでAndroid端末をセキュリティーキー代わりに使える。
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