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佐川急便、1日100万枚の伝票入力をAIで自動化 約8400時間分の人力作業を削減

佐川急便がAIを活用して配送伝票の入力作業を自動化するシステムを稼働させた。作業時間を減らし、労働力の最適化ができる。

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 佐川急便は8月2日、AI(人工知能)を活用し、配送伝票の手書き文字を読み取ってシステムに自動入力するシステムを7月から本格稼働させたと発表した。人間が読み取りづらい崩れた手書きの数字を高い精度で読み取れるという。

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 ディープラーニングを活用した文字認識技術をベースに、2018年12月から開発を進めていた。手書き数字の認識精度は99.995%に上り、「数字が丸で囲まれている」「取り消し線が引かれている」「伝票に傷がついている」など、目視で読み取りづらい数字もほぼ正確に読み取れるという。

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 配送伝票の情報入力を請け負うグループ会社のSGシステム(京都府京都市)は、繁忙期になると1日に約100万枚の配送伝票を手作業でシステムに入力していた。新システムを使うことで作業時間を月間で約8400時間ほど短縮できる見込み。

 新システムの開発で得たノウハウはSGホールディングスのグループ各社に展開し、さまざまな業務にAI導入を進めたい考えだ。

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