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富士通が「通年採用」開始 新卒・既卒が時期問わず応募可 優秀なら高待遇の可能性も
富士通が新卒採用の仕組みを変更。新卒採用の実施期間を撤廃し、年間を通じて応募を受け付ける。大学・大学院生の他、既卒者のエントリーも可能にした。多様な人材を獲得する機会を拡大する狙いがある。
富士通は8月9日、毎年8月に終了していた新卒採用の実施期間を撤廃し、年間を通じて応募を受け付けると発表した。応募条件も拡大し、大学・大学院の最終学年の学生の他、既卒者のエントリーも可能にした。
通年採用は全職種で実施する。入社時期は4月と10月から選択できるが、既卒者の入社は随時受け付ける。
同社は「国内外の多様な人材の獲得機会をさらに拡大するとともに、応募者の価値観に合った自由度の高い就職活動を可能にする」と狙いを説明している。
富士通はこの他、AIやサイバーセキュリティの分野に精通したデジタル人材に、30代で年収3000万〜4000万円程度を支給する人事制度などを2019年度中に開始する予定で、社内体制の変革を進めている。
「新人事制度がスタートすると、通年採用で入社した新卒・既卒者が優秀であった場合は、最初から高い報酬を支給する可能性もある」(同社広報担当者)としている。
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