第一生命、スマホで完結できる保険 チャットで契約、電子マネーで保険料支払いと給付金受取にも対応へ
チャット形式で保険の加入や保険金の請求手続きが行えるWebアプリを第一生命保険が開発。8月15日から提供を始める。
第一生命保険は8月14日、スマートフォンからチャット形式で保険の加入や保険金の請求手続きが行えるWebアプリ「Snap Insurance」を発表した。普及に向けた取り組みの第1弾として、保険ベンチャー・justInCase(東京都千代田区)の販売代理店となり、15日から同社の少額短期保険「レジャー保険」をスマホ上で契約できるようにする。
Snap Insuranceは、スマートデバイス上で保険の手続きが完結するWebアプリ。加入希望者は個人情報などをチャット形式で回答し、スマホのカメラで撮影した必要書類をアップロードすると保険に申し込める。「ミレニアル世代」「Z世代」と呼ばれる若年層の多様なニーズに対応し、保険の手続きを簡略化する狙いがある。
保険料の支払いはクレジットカード払いのみ。2020年度をめどに、みずほ銀行が提供する電子マネー「J-Coin Pay」などで、保険料の支払いや給付金の受け取りを可能にする予定だ。
justInCaseのAPIを活用
提携するjustInCaseのレジャー保険は、手続きの1時間後から24時間単位で加入できる少額短期の傷害保険(契約期間の上限は28日間)。保険料は1日81円からで、キャンプや音楽イベントなどのレジャーで起こりうる、けがなどのリスクを補償する。
justInCaseは2018年9月から、他社のアプリやWebサイトから自社のレジャー保険に申し込める仕組みをAPI化し、他社に提供している。第一生命も、Snap InsuranceにこのAPIを組み込んで提供する。
両社はこの他、レジャー保険をアプリで販売するに当たって、契約者がSNSなどで保険に加入した旨を仲間に共有できる機能なども用意する。
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