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セブン・ペイ、不正ログイン被害者への補償対応開始
セブン・ペイが、不正ログイン被害者への補償対応を始めた。自身でチャージした残高を第三者に不正利用されたユーザーや、「nanacoポイント」から勝手にチャージされたユーザーが対象。
モバイル決済サービス「7pay」で不正ログイン被害が相次いだ問題で、運営元のセブン・ペイは8月19日、被害者への補償対応を始めた。自身でチャージした残高を第三者に不正利用されたユーザーや、ためていた「nanacoポイント」から勝手にチャージされたユーザーに、被害額相当の支払いを行っていく。
既に被害を届け出ているユーザーを対象に、「7pay 事務センター」(電話番号は0120−113−393)から連絡し、手続きを順次案内する。これ以外の窓口から連絡があった場合は、決して応じないよう注意喚起している。
被害に遭ったが、まだ連絡していないユーザーには、「7pay お客様サポートセンター緊急ダイヤル」(0120−192−044)に問い合わせるよう促している。登録していたクレジットカードやデビットカードから不正にチャージされたユーザーには、各カード会社にも連絡するよう呼び掛けている。
7payでは7月1日のリリース以降、第三者にアカウントを乗っ取られ、不正利用される被害が相次いだ。同社によると、不正ログインの被害者数は808人、被害額の合計は約3861万円(31日午後5時時点)で、被害額は全て補償する方針だ。サービスは9月30日に終了し、未使用の残高がある場合は順次払い戻しを行う。
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