速報
「マインクラフト」、Windows版がリアルタイムレイトレーシング対応に NVIDIA GeForce RTXで
「マインクラフト」のすべてのプラットフォームでのレイトレーシングを目指す「Super Duper」プロジェクトを断念したMojangが、NVIDIAの「GeForce RTX GPU」搭載Windows 10端末でのリアルタイムレイトレーシング実現を発表した。
米Microsoft傘下のMojangと米NVIDIAは8月19日(現地時間)、Windows 10版の「Minecraft(マインクラフト)」でのリアルタイムレイトレーシング(RTX)を可能にしたと発表した。
Windows 10版マインクラフトのフォームとして、「パストレーシング」と呼ばれるリアルタイムトレーシングを追加した。NVIDIAの「GeForce RTX GPU」など、「Direct X R」レイトレーシングに対応したGPU搭載のWindows 10端末でこのフォームを有効にできる。
この機能を有効にすると、マインクラフトの世界でリアルな光や水面、鮮やかな色などを体験できる。
Mojangはまた、新ゲームエンジン「Render Dragon」も発表した。向こう数カ月中に、それぞれのMinecraft Bedrockプラットフォームがこのエンジンに対応する。新エンジンでは、エッジの強調表示や新しい照明技術を実現する。断念したSuper Duperプロジェクトで目指したように、すべてのプラットフォームでレイトレーシングを実現できるわけではないが、各プラットフォームでグラフィックスが改善される見込みだ。
関連記事
- 「マインクラフト」の4K HDR計画「Super Duper」断念 “技術的に厳し過ぎた”
Microsoft傘下のMojangは、2年前に発表した「マインクラフト」の4K HDR化を実現するためのアップデート「Super Duper Graphics Pack」を断念すると発表した。プラットフォームによっては満足する性能にできないためとしている。 - Minecraftが現実世界にやってくる Microsoft、スマートフォンAR「Minecraft Earth」発表
現実世界に自分の建物を作ることができる。 - 「マインクラフト」教育版、iPadで利用可能に
Microsoftが、「Minecraft: Education Edition」をiPadに対応させたと発表した。年額1人当たり5ドルのライセンスが必要だが、アプリは9月にAppleのApp Storeからダウンロードできるようになる見込み。 - 「マインクラフト」に任天堂「Switch」を含むクロスプラットフォームプレイや4Kサポート
Microsoftの「マインクラフト」の今夏のアップデートで、「Windows 10」「iOS」「Android」「Xbox One」「Nintendo Switch」、VR端末のプレーヤーがクロスプラットフォームでゲームをプレイできるようになる。また、4K HDRをサポートするようになる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.