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ドコモもHuawei製スマホを発売 「安心して利用できると判断した」 米国の輸出禁止猶予期間延長で
NTTドコモが発売を延期していた中国Huaweiのスマートフォン「P30 Pro HW-02L」の事前予約受付を再開すると発表。米商務省がHuaweiへの輸出規制の猶予期間を延長したことを受けて判断したという。
米政府の中国Huaweiに対する禁輸措置の影響を受け、日本の大手通信キャリアがHuawei製スマートフォン「P30」シリーズの発売を延期していた問題で、NTTドコモは8月20日、Huawei製スマホ「P30 Pro HW-02L」の予約受け付けを再開すると発表した。米商務省が19日(米国時間)に、Huaweiと関連企業に対する輸出規制の猶予期間を延長したことを受けて、ドコモは「安心して利用できる製品だと判断した」としている。
P30 Pro HW-02Lの予約受け付けは21日の午前10時に再開する。発売日は9月を予定。価格は8万9424円(税込)。
ドコモは5月、一連の騒動によって夏に発売を予定していたP30 Pro HW-02Lの予約受け付けを停止。8月上旬には、同様の対応を取っていたKDDIやソフトバンクが同シリーズの予約・販売を再開したが、ドコモは「影響を確認中」として発売時期を未定としていた。今回、米商務省がHuaweiへの輸出規制の猶予期間を11月20日まで延長したため、取り扱いの再開に踏み切ったという。
同社はITmedia NEWSの取材に対し、「米商務省の輸出規制延長により、Huaweiのスマートフォンが現時点では安心して利用できるものだと判断できた。今後も状況が変わることがあればその都度確認し、対応する」と答えた。
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