巨大SNS企業が、国家を滅ぼす――アニメ「ルパン三世 PART5」は“官僚の教科書”だった:アニメに潜むサイバー攻撃(6/6 ページ)
そう遠くない未来、現実化しそうなアニメのワンシーンをヒントに、セキュリティにもアニメにも詳しい内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の文月涼さんが対策を解説します。第9回は「ルパン三世 PART5」を再び取り上げます。
F: 前回、ルパン三世 PART5を取り上げたときに、アミの発音をネタにするために「網」と表記しておりましたが、アミの由来は、本当に日本語の網、つまりネットでした。アミのお父さんがそう言いました。意図せず紙面でネタバレしちゃったことをおわびします。
K: Fさん、本当に何も知らなかったんですよね?? いや、マジで正解を引くとは思いませんでした。
F: ところで、アミのお父さん、アミがスーパーハッカーだと分かった途端に興味を示すなんて現金でしたね。
K: 確かにいいキャラでしたね。いいキャラといえばアルベール、あんな、泥棒が転身して政府に潜り込んで官僚になり、政策を動かすなんて話、奇想天外ですよねぇ……。
F: ……。
K: あれ、どこかに似たような人が……?
F: ……K君。ワルサーP38、スミスアンドウェッソンM19、斬鉄剣のどれが好き? あ、それともルガーP08かな?
K: え、え……あ、「青魚食っておりこう酸で脳力0」(第6話「ルパン対天才金庫」を参照)で忘れるのがいいですぅ〜。
F: じゃ! 生で山盛り、骨までお食べ?
世界サイバーセキュリティ童話劇場
K: そういえばお盆はコミケに参加したんですか?
F: 事前告知ができませんでしたが、この夏も同僚と共に「サイバー官僚野戦部隊」でサークル参加しました。今回はコスプレ売り子さんも動員しましたし、「世界サイバーセキュリティ童話劇場」という新刊の他……アニメに潜むサイバー攻撃のゴニョゴニョ
K: 何? もう一度言ってみ?
F: 内緒で「アニメに潜むサイバー攻撃 Unlimited!!!」と称して、本誌では取り上げられない危ない題材の作品の本を出しました!
K: 何? 見せてみ!……ふむふむ。これ本誌でもいけんじゃね?
F: やめてー! 公務員として死んでしまう!
K:(コミケならいいのか?)しかし、こんなにいろいろ書いているんですから、自分でもオリジナルSF書いて、コミケに出したらいいじゃないですか。
F: ……サイバーアクション書いてるよ。
K: えっ?
F: 小説投稿サイトに載っている。リアルでエグいサイバー攻撃の。今リライトしているからそのうちお知らせする。
K: 現役サイバー官僚が書くサイバーアクション!? どんな [To Be Continued⇒]
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