スマホいらずで仲間と会話、ソニーが「グループトーク」機能付き防水ワイヤレスヘッドセットのクラウドファンディングを開始
ソニーは、携帯電話の電波が届かない場所でも3人まで同時に会話できる「グループトーク」機能を備えたワイヤレスヘッドセット「NYSNO-100」のクラウドファンディングを始めた。海水にも対応する防水仕様だ。
ソニーは8月26日、携帯電話の電波が届かない場所でも3人まで同時に会話できる「グループトーク」機能を備えたワイヤレスヘッドセット「NYSNO-100」のクラウドファンディングを始めた。支援コースは1台1万4000円(税込)から。
2017年に発売したウインタースポーツ専用のコミュニケーションツール「NYSNO-10」の後継機。スノースポーツ用ヘルメットの外側に装着するNYSNO-10に対し、NYSNO-100は片耳ヘッドセットのスタイルにして大幅に小型化。海水にも対応する防水性能(JIS IPX5、IPX7相当)や防塵(JIS IP6X相当)、耐衝撃性能を備え、幅広いスポーツシーンに対応する。
通信はBluetoothで、グループトーク時の通話距離は見通し約500メートル(見通しの良い場所での2者間通話)。3台までのNYSNO-100が直接つながり、携帯電話が圏外の場所でも会話できる。内蔵リチウムイオン充電池で約4時間の連続会話が可能だ。今後、NYSNO-10が混在するグループトークにも対応する予定だという。
スマートフォンとペアリングすれば、通常のBluetoothヘッドセットとして機能する。着信時にはボタン1つで通話開始。グループトーク中でも着信を優先する仕様になっている。
ソニーのクラウドファンディングサイト「First Flight」では、NYSNO-100が1台のシングルプランに加え、2台のペアプラン、3台のトリオプランなどを用意。支援金額は、早期割引シングルプランが1万4000円、同じくペアプランが2万7500円、トリオプランが4万1000円(すべて税込)。いずれも2020年6月以降の発送を予定している。
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