ニュース
住友商事、社員の移動にオンデマンドバス活用実験 交通費精算も不要に
住友商事が「オンデマンドバス」を社員の移動に活用する実験。取引先や駅などへの移動をオンデマンドバスに置き換え、利便性などを検証した上で、他社へのサービス提供も検討する。
住友商事は、利用者のニーズに応じて運行するバス「オンデマンドバス」を、都内の本社に勤務する全従業員の移動に活用する実証実験を、8月下旬に始める。取引先や駅などへの移動をオンデマンドバスに置き換え、利便性などを検証した上で、他社へのサービス提供も検討する。
東京都千代田区にある本社勤務の全従業員・約3500人超を対象に、取引先やグループ企業、官公庁、駅などへの移動をオンデマンドバスに置き換える。
従業員はスマートフォンを使い、乗車時間や乗降場所を選択でき、事後の交通費精算の手続きも不要になる。企業側は、従業員の移動手段を一元化することで管理工数や交通費削減につながる。
車両はグループ企業の住友三井オートサービスから調達し、駐車場は出資先ベンチャー企業のakippaから提供を受ける。運行管理には、出資先ベンチャーのスマートドライブのコネクテッド技術を活用する。
実験を通じて利便性や効率、サービスとしての安全性、事業性などを検証する。将来は車内Wi-Fiやドリンクサービスなども導入し、快適な移動サービスを検討していく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
異色の“Suica連携ゲーム”「めがみめぐり」開発秘話、カプコンに聞く きっかけは「交通費精算」
カプコンが、「Suica」などの乗車履歴と連携するゲームソフト「めがみめぐり」を試遊できるブースを、東京ゲームショウ2016に出展。記者も実際に遊んでみた。
相鉄バス、客を乗せた自動運転バス運行へ 技術水準は「レベル2」 横浜市内で実験
相鉄バスと群馬大学が、客を乗せた大型路線バスを運行する実証実験を始める。9月14日〜10月14日の金〜月曜日に「よこはま動物園ズーラシア」と「里山ガーデン」を結ぶ約900メートルを走行する。技術水準は「レベル2」。
ミライの街を支えるのは自動運転バス? 国交省に聞く「自動運転への期待」
世界中で開発の進む自動運転車。日本政府も2025年までのシナリオを策定し、無人自動運転移動サービスの実現に向けて動き出しているが、国土交通省によればミライの街を支えるのは自動運転の「バス」という。

