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SpaceXの「Starhopper」、150m上空でのホバリングテスト成功(動画あり)
イーロン・マスク氏率いるSpaceXが、開発中の有人宇宙船「Starship」のプロトタイプ「Starhopper」の打ち上げテストを成功させた。150mの高さまで上がり、1分間ホバリングした後無事着陸した。
米宇宙企業のSpaceXは8月27日(現地時間)、開発中の宇宙船「Starship」のプロトタイプ「Starhopper」の打ち上げテストが成功したとして、公式YouTubeチャンネルでテストの動画を公開した(記事末に転載)。
テストはSpaceXのテキサス州ボカチカにある施設で行われた。7月のテストではエンジン噴射後に炎上したが、今回は無事離陸し、150m上空まで到達すると約1分間ホバリングしてからゆっくりと地上に戻り、着陸した。
イーロン・マスクCEOは自身の公式Twitterアカウントで「Starshipはいつの日か、火星の赤い砂に着陸するだろう」とツイートした。
StarhopperにはSpaceXが開発したエンジン「Raptor」が1基搭載されている。有人宇宙旅行用のStarshipには、Raptorエンジンが6基搭載される見込みだ。
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