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荻窪圭のデジカメレビュープラス:

1億画素の衝撃! 富士フイルム「GFX100」を試す (1/4)

フルサイズセンサーより一回り大きなラージセンサー1億画素。これが予想以上にすごかった。クオリティー的にもすごいし、ファイルサイズがデカすぎてすごい。

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カメラがあまりに大きくて顔が隠れちゃうので縦位置で構えてもらった。縦位置グリップ一体型の「GFX100」だ

 GFX100は1億画素である。

 それも、フルサイズセンサーより一回り大きなラージセンサー(面積にして約1.67倍)での1億画素。

 GFX50が5140万画素だから、その2倍。いきなり2倍。

 これが予想以上にすごかった。クオリティー的にもすごいし、ちょっとしたフォーカスのズレも等倍で見ると分かっちゃうくらいすごいし、なによりファイルサイズがデカすぎてすごい。

 ファイルサイズはFINEで約20M~30MB(今回の作例はこのモードで撮ってます)だけど、Super FINEにすると約50MB、非圧縮のRAWだと1枚約200MB。たまらんですな。

 では作例を見つつ1億画素を堪能してみたい。

1億画素の世界ってどんなん?

 GFX100はGFXシリーズのフラッグシップモデルである。価格は100万円超。それでも安いと感じるくらいだ。

 画素数は1億画素。縦横でいうと11648×8736ピクセル。長辺が1万を超えるのである。

 ただ1億画素のセンサーを載せました、では使う側に負担を強いすぎる。

 画素数は多くなればなるほど手ブレの影響が出やすい。要するに常に手はブレてて、1億画素もあればわずかなブレも記録されちゃうのだ。

 GFX100はなんと、それに対応すべくボディ内手ブレ補正を入れてきたのだ。ボディ内手ブレ補正ってのは、センサーをブレとは逆方向に動かすことでそれを打ち消す技なわけで、センサーが大きいければ大きいほどそれを動かすのにパワーが必要になる。ラージフォーマットセンサーでそれをやるのだからすごい。


GFマウントの奥には中判サイズのセンサー。この大きなセンサーを動かしてボディ内手ブレ補正を実現したのはすごい

 さらに、像面位相差AFを搭載して正確で速いAFも実現した。高画素のラージフォーマットセンサーともなると求められるフォーカスのシビアさもぐっと高まるわけで、速くて正確なAFは必須だ。

 単に1億画素のセンサーを載せただけじゃなく、それをフォローするための周辺性能も強化したってのが分かると思う。

 で、その手ブレ補正がめちゃ効くのだ。

 試しに、1/60秒という普通なら手ブレ補正なくてもなんとか止められるシャッタースピードで撮ったものを、手ブレ補正オンとオフで2枚、等倍表示で並べてみた。

 これ、手ブレ補正オンだとちゃんと止まってる。手ブレ補正オフでもパッと見は問題ない。1億画素じゃなければ、ブレてないと判断しちゃってたかもしれないレベルだ。


手ブレ補正オンとオフで撮り比べ

 いやあ、すごく感心。シャッタースピードをもっと落としてもけっこう止まってくれる。

 これだけ止まるってことは、1億画素のラージセンサーのカメラを手持ちで普通に使えるってことなのだ。

 では一応いつものガスタンクを。

 レンズは32-64mm F4の標準ズームレンズ。広角端で35mmフィルムの25mm相当になる。それをF8に絞って撮影(F8が一番解像感高かった)したもの。

 色も階調も素晴らしいけど、何よりディテール。不自然なシャープネスもなしで、文字までくっきり読める。真夏の暑い大気中なので描写的には不利なのだけど、細いワイヤーまでしっかり解像してる。これはすごい。


自然できれいな青空(夏なのでそこまでくっきりした青じゃないのも自然)やリッチな階調もよいが、ディテールの描写力がさすが。33.5MBあります(32-64mm 32mm 1/650秒 F8 ISO200)

 ここまでディテール描写力がすごいと話題になるのが「これで撮られたくない! 毛穴の隅まで写される!」という懸念。

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