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ヤマハ、深層学習で美空ひばりの歌唱を再現 VOCALOIDの技術をAIで発展 NHKで披露
ヤマハがディープラーニングの技術を活用した同社の歌声合成技術「VOCALOID:AI」を使い、美空ひばりさんの歌声を再現。NHKが放送する番組内で新曲を披露する。
ヤマハは9月3日、同社が開発中のディープラーニング(深層学習)技術を活用した歌声合成技術「VOCALOID:AI」を使い、故・美空ひばりさんの歌声を再現するNHKの番組に協力したと発表した。29日放送の番組内で、美空さんの新曲を披露する。
生前の歌唱データから美空さんの歌声や歌い方、話し方の癖をAIに学習させ、本人が歌ったことのない曲でも本人らしい歌い方で歌わせられるという。学習で使う過去の歌唱データには伴奏が含まれているが、ヤマハがディープラーニング技術を活用して開発した「伴奏音除去技術」で、伴奏と歌声を分離させて学習に使った。
番組ではNHKが4Kで作った美空さんの等身大立体映像をステージ上に投影し、作詞家の秋元康さんがプロデュースした新曲「あれから」を披露する。
ヤマハはこれまでも、小林幸子さんの声を録音してVOCALOID用音源を制作し、機械学習の一種であるHMM(隠れマルコフモデル)を使って歌い方の癖を再現する技術を開発していた。
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