声優でシンガーソングライターの小岩井ことりさんがVOCALOIDの中の人としてデビューした。
ガイノイドはVOCALOID5対応バーチャルシンガー「VOCALOID版鳴花(めいか)ヒメ・ミコト」を3月8日に発表。パッケージ版は3月30日に1万8000円(税込み)で発売される。WindowsとMacに対応。別途エディタソフトが必要だ。
梅の精霊だという鳴花ヒメ・ミコトは2人の異なるバーチャルキャラクターで、小岩井さんが演じ分けている。パッケージ版は2人がセット販売されるが、ダウンロード版では個別購入が可能。ダウンロード価格はセット版が1万6000円、単体販売は1万円(いずれも税別)。
アニメ「のんのんびより」の宮内れんげ役などで知られる小岩井ことりさんはDAWを駆使するミュージシャンとしての側面も持っており、今回はVOCALOIDの中の人自ら作詞作曲し、デモソングを作るという、ボカロ中の人=ボカロPな事態となった。
「鳴花ヒメ・ミコト」はエーアイの音声合成エンジンAITalkを使った「ガイノイドTALK 鳴花ヒメ・ミコト」も同時発売される。Windows専用で、パッケージ版とダウンロード版が用意されている。
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