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USBの次世代規格「USB4」の仕様を正式発表 Type-Cで40Gbps伝送が可能に
USB規格の管轄団体USB Implementers Forum(USB-IF)は、USBの次世代規格となる「USB4」の仕様表を公開した。端子形状はType-Cで、最大伝送速度は40Gbpsに上るという。
USB規格の管轄団体USB Implementers Forum(USB-IF)は9月3日(米国時間)、USBの次世代規格となる「USB4」の仕様表を公開した。端子形状はType-Cで、最大伝送速度は40Gbpsに上るという。
USB4は、米Intelのデータ伝送技術「Thunderbolt 3」のプロトコルに基づき策定された。主な仕様は以下の3点で、3月にUSB推進団体のUSB Promoter Groupが発表したときから変わっていない。
- 既存のUSB Type-Cケーブルを使った2レーン動作および、40Gbps対応ケーブルでの最大40Gbps伝送(現行のUSB 3.2は最大20Gbps)
- 最大40Gbpsの伝送帯域を効率的に共有する、データ伝送とディスプレイ表示のプロトコル
- USB 3.2、USB 2.0、Thunderbolt 3との下位互換性
仕様表はUSB-IFのWebサイトからダウンロードできる。また、9月17〜18日に米シアトルで開催するカンファレンス「USB Developer Days 2019」と11月19〜20日に台北で開催する「USB Developer Days」で、USB4の詳細について講演を行うという。
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