ソフトバンク、回線契約なしで端末販売 スマホの半額免除プログラムを刷新
ソフトバンクは、スマートフォンの機種代金が最大で半額不要になるプログラム「半額サポート+」を13日から提供すると発表した。
ソフトバンクは9月9日、条件を満たすとスマートフォン本体の代金を最大で半額免除する「半額サポート+」を13日から提供すると発表した。ソフトバンクの回線契約が無いユーザーにも、26日から同プログラムを使った端末の単体販売を始める。
対象のスマートフォンやタブレット、携帯電話を48回払いで買うときに加入できる購入補助サービス。客は加入から24カ月間、端末の分割金と月額390円(以下、不課税)のサービス利用料を支払う。その後、端末をソフトバンクに返却して指定された機種を再び買うと、返却した端末の分割支払い残金が最大24回分免除される。
半額免除を受けるには正常に動作する端末を返却する必要があり、「電源が入らない」「本体が破損している」など、条件を満たせない場合は2万円を別途支払う必要がある。端末の保証サービスに加入している場合は2000円となる。
電気通信事業法の一部改正で、総務省は携帯キャリア各社の利用者囲い込みを抑制するため、端末割引の上限を2万円にするよう要請している。ソフトバンクは会見で「端末割引の制限は、端末と通信サービスを一括で提供する場合の制限。ソフトバンクは分離プランを導入したため、制限対象にはならない。総務省とも相談し、今回の施策も要請に反するものではないと確認している」とした。
ソフトバンクは6日にも契約期間と契約解除料を廃止した新料金プランを発表。“2年縛り”を廃して解約金の値下げを求める総務省の要請に応じた。
現在提供している「半額サポート」「機種変更先取りプログラム」は、9月12日に新規申し込み受け付けを終了する。
【訂正:2019年9月9日午後5時、記事のタイトルと本文を一部修正しました。】
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