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アマゾン、常に「置き配」で配達 岐阜県で実証実験
アマゾンジャパンが、Amazon.co.jpでの商品購入時に配達方法を標準で置き配に設定する実証実験を岐阜県多治見市で実施すると発表した。置き配の利便性や効果を検証し、サービス向上につなげる狙い。
アマゾンジャパンは9月11日、Amazon.co.jpで取り扱う商品の配達方法を標準で置き配にする実証実験を岐阜県多治見市で行うと発表した。通常配送からの変化を見ながら、置き配の利便性や効果を検証する。
10月にAmazon.comで商品を注文し、届け先を多治見市内に設定した客が対象。商品購入時の配送方法があらかじめ置き配に設定される。客が置き配を希望しない場合は、これまで通り対面での配達にも対応する。
置き配は、荷物を宅配ボックスや玄関、自転車の荷物かごなど、指定した場所に荷物を置いて配達完了となるサービス。ドライバーは配達した荷物と場所の写真を撮り、客はメールや配達状況確認画面で状況を確認できる。悪天候などで指定の場所への配達が難しい場合はドライバーが都度連絡する。
実証実験では、再配達率の変化や荷物の状態、対面での受け取りを選んだユーザーなどのデータを集める。アマゾンの置き配サービスは、東京23区や愛知県、大阪府などの大都市圏で展開。今後も対応地域を拡大するという。
近年、インターネット通販の普及で配達の需要が増加する一方で、配送業者の人手不足や再配達件数の増加が社会課題になっている。置き配は、再配達による人的負担の解消に有効だとして、配送各社で導入が進んでいる。
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