コーエーテクモ、AI搭載スマホゲーム「三国志ヒーローズ」今秋配信 HEROZと共同開発

コーエーテクモゲームスとHEROZが、AI搭載バトルボードゲーム「三国志ヒーローズ」を共同開発した。スマートフォン向けアプリとして2019年秋に配信する。

[ITmedia]

　コーエーテクモゲームスと、AI開発を手掛けるHEROZは9月12日、AI搭載のスマートフォンゲーム「三国志ヒーローズ」（iOS／Android）を共同開発したと発表した。2019年秋に配信。基本プレイは無料で、有料アイテムを用意する。HEROZは、プロ棋士に勝利した実績のある将棋AI「Ponanza」（ポナンザ）の開発元。

「三国志ヒーローズ」

　呂布、諸葛亮といった三国志の英傑たちによる戦場の駆け引きを、将棋や囲碁のようなターン制バトルで再現。盤面に配置した武将の駒を動かしていき、敵の総大将を倒すと勝利となる。攻撃力やHPなどの数値を使わないシンプルなルールを採用した。

　HEROZが開発したAI「HEROZ Kishin」をベースに、特別にチューンアップしたAI「臥龍」（GARYU）を搭載。シングルプレイの場合は、臥龍がプレイヤーの対戦相手になる。難易度は初級から上級レベルまで調整可能。AIにゲーム内の資金や資源の獲得を任せる「おまかせ遠征」といったプレイモードも用意する。

　コーエーテクモゲームスは、17年7月にHEROZと資本業務提携を結び、AIを活用したタイトル開発に着手したと発表していた。HEROZは、スマートフォン向け将棋アプリ「将棋ウォーズ」などの開発も手掛けている。

　HEROZはバンダイともAI搭載のスマホゲームを共同開発。19年9月10日から「ゼノンザード」を配信している。