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ヤマト運輸の送り状発行システム「B2クラウド」で不具合 原因は「確認中」、復旧の時期は「未定」
ヤマト運輸のサービス「送り状発行システム B2クラウド」が利用できない不具合が発生中。親会社のヤマトホールディングスは「現在、不具合の原因を確認している。復旧の時期は現時点では未定」としている。Twitter上では「仕事が進まなかった」と嘆く声も出ている。
ヤマト運輸が提供するクラウドベースのサービス「送り状発行システム B2クラウド」が、接続エラーのため利用できない不具合が9月24日午前11時18分ごろから続いている。ITmedia NEWSの取材に対し、親会社のヤマトホールディングスは「現在、不具合の原因を確認している。復旧の時期は現時点では未定」と回答した。
B2クラウドは、「宅配便」「ネコポス」「クロネコDM便」などの送り状や宛名ラベルをWeb上で発行できるサービス。配送先の情報をクラウド上に保存して入力時に呼び出せる機能や、荷物の配送状況を一括で確認できる機能などを持つ。
紙の送り状を手書きする手間を省ける点が同サービスの最大のメリットだが、ヤマト運輸は不具合を受けて「急ぎの荷物は、複写式(手書き)の送り状をご利用いただきますようお願い申し上げます」と呼び掛けている。
こうした状況に対し、Twitter上では「(送り状を)50枚手書きした」「直らないと仕事ができない」「出荷の伝票が作れない」「字が汚いから手書きしたくない」「午後は仕事が全然進まなかった」――と嘆く声が多数投稿されている。
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