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KDDIもSIMロック即日解除に一部対応 総務省の要請を受け
KDDIが、同社の端末を回線契約なしで購入した顧客を対象に、端末のSIMロックを即日解除できるようにした。
KDDIは10月1日、同社の端末を回線契約なしで購入した顧客を対象に、端末のSIMロックを即日解除できるようにした。携帯キャリアの過度な顧客囲い込みを抑制する総務省の要請に対応する。
同社は1日に、回線契約無しで端末を購入できる「アップグレードプログラムDX」を開始。割賦販売を前提とすることから9月のサービス発表段階では、購入から100日間はauやau系MVNO以外の回線では利用できないようにSIMロックを掛けていた。
しかしKDDIは方針を変更。回線契約無しであれば、割賦での購入から100日たっていなくてもSIMロックを解除できるようにした。
解除のためには端末を購入した本人が、KDDI・沖縄セルラーの直営店に行き、解除料金として3000円(税別)と、預かり金として端末の割賦代金の2カ月分にあたる金額を支払う必要がある。
KDDIとソフトバンクは9月、電気通信事業法の一部改正を受けて携帯端末の単体販売を発表した。しかし、いずれも割賦販売のために100日間はSIMロック解除に対応しないとしていたため、一部で「実質的な囲い込みではないか」という批判が起きていた。総務省は9月20日に開いた有識者会議で、SIMロックを即日解除するよう義務付ける方針を示した。
これを受け、ソフトバンクは9月30日、回線契約無しで携帯端末を購入した顧客を対象にSIMロックを即日解除するサービスを発表。KDDIがこれに続いた形だ。
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