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「自分のリアルなアバター」作成できるサービス、ドコモが試験提供 40台のカメラで全身撮影
NTTドコモが、ユーザーが自分の全身をスキャンしたデータから、リアルなアバターを作成できるサービス「ポケットアバター」の試験提供を始める。
NTTドコモは10月3日、ユーザーが自分の全身をスキャンしたデータから、リアルなアバターを作成できるサービス「ポケットアバター」の試験提供を始めると発表した。無料のスマートフォンアプリ(iOS/Android)でアバターに動きを付け、SNSなどに投稿できる。提供時期は2020年3月までで、料金は無料。結果を踏まえ、同年4月の正式リリースを目指す。
利用手順は(1)ドコモが都内に設置する「撮影ボックス」に入り、40台のカメラで全身を撮影する、(2)データを基に作成したアバターをスマホアプリに取り込む、(3)アプリ上でアバターに「飛ぶ」「回転する」などのモーションを付ける──という流れ。
アバターが動く様子はGIFかMP4形式で保存し、LINEの「友だち」に送信したり、InstagramやTwitterなどに投稿したりできる。
撮影ボックスは、「東京ソラマチ」(墨田区)と「ラグビーワールドカップ2019 東京スタジアム スペクテータープラザ」(調布市、チケット購入者のみ入場可能)の2カ所。前者は10月10日〜12月31日、後者は10月5日、6日、19日、20日、11月1日に利用可能。
ドコモは今後、アバターの作成技術を、ゲームなどのエンタメ領域、遠隔会議などのコミュニケーション領域、アパレルなどのコマース領域などに応用する可能性もあるという。
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