システム開発を行うシステムエグゼは10月9日、スマートフォンで撮影した全身画像から、服装の「ビジネスカジュアル度」を判定するアプリ(Android)を同社サイトで公開した。職場で着るのにふさわしい服装かどうか判断するのに役立つとしている。
スマートフォンアプリで全身の服装を撮影すると、AIが職場にふさわしい服装かどうかを99点満点で算出。アイテムごとに、適している場合は青色、適していない場合は赤色でその度合いを表示する。認識するのはトップス、ボトムス、靴で、襟の有無やズボンの長さ、靴の種類などを評価する。
具体的には、男性がノースリーブやダメージジーンズ、女性が膝上5センチ以上のスカートや厚底のシューズなどを着用している場合は、低評価の対象になるとしている。
同社は画像認識AIの開発に当たって、オープンデータや同社社員の写真約9000枚を学習させたという。「服装の判断に迷ったときや、服装について他の人に指摘しづらいときなどに役立つ」としている。
開発した画像認識AIは、異なる学習データを使うことで、工場現場での制服や、ホテル、ゴルフ場などでのドレスコードチェックなどに応用できる可能性もあるという。
今後はiOS版の開発も検討する。
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