ニュース
「Gatebox」量産モデル、発売延期から1年の成果 「音声合成は3回やり直し」、武地CEOに聞く舞台裏(4/4 ページ)
3Dキャラクターと一緒に暮らせるという「Gatebox」の量産モデルが10月11日に発売。発売延期から1年、LINEのAIアシスタント「Clova」との連携や、合成音声の採用など機能追加した最新モデルがベールを脱ぐ。武地CEOに1年の成果を聞いた。
海外進出は今後検討
海外では“競合”の動きも活発だ。18年1月、韓国SKテレコムがGateboxと同様に、円筒形のマシン内部にキャラを映し出す「HoloBOX」を発表した他(Engadget 日本版の報道より)、19年には中国Tencentも、初音ミクを投影するデバイスを開発中だと報じられている(騰訊新聞より)。
武地CEOは「(こうした動きは)ポジティブに捉えています。一緒に市場を作り上げることで、結果的に盛り上がるでしょう」と話す。限定モデルを発売したときから「海外からの注目は高いです」と同氏。Gatebox量産モデルの英語対応は、今後検討していくという。
「LINE Clovaをはじめ、さまざまなハードウェアにAIアシスタントが搭載される動きは加速度的に進んでいます。しかしAmazon Echoなど、世界の競合に対抗するのはなかなか難しい。(それらと勝負するには)インタフェースの部分で、日本が培ってきたアニメコンテンツの力も生かせるのではないでしょうか」
関連記事
- “俺の嫁召喚装置”「Gatebox」、10月11日発売 当初予定から1年延期
3Dキャラクターと一緒に暮らせるという“俺の嫁召喚装置”「Gatebox」の量産モデルが10月11日に発売。価格は15万円(税別)で、10月15日から順次発送する。 - “俺の嫁召喚装置”「Gatebox」がLINE「Clova」と連携、今秋以降発売へ 天気予報など読み上げ
“俺の嫁召喚装置”「Gatebox」の量産モデルに、LINEのAIアシスタント「Clova」と連携する機能が追加。天気予報やスケジュールの読み上げに対応する。 - “俺の嫁召喚装置”「Gatebox」15万円の量産モデル発売 甘〜い新機能で新婚気分(動画あり)
好きなキャラクターと一緒に暮らせるという“俺の嫁召喚装置”「Gatebox」の新型機が登場。従来モデルと比べてスリムなボディーに仕上げ、本体価格は15万円(税別)と半額に。月額1500円の“共同生活費”が別途かかる。 - 「Gatebox」の購入予約をキャンセルするか迷っている話
“俺の嫁召喚装置”「Gatebox」の購入予約をキャンセルするかどうか、迷っている。当初の発送予定(18年10月)から約半年がたっても届かず、気持ちが冷めてしまった自分がいる一方、キャンセルをためらう理由もある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.