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JR山手線、全駅の発車標で「待ち時間」表示へ 「約○分後」と分かりやすく通知
JR東が、山手線全駅のホーム上の発車標で、列車が駅に着くまでの時間を表示すると発表。「約○分後」と明記し、待ち時間を分かりやすく伝える。2019年11月〜20年7月に切り替えを進める予定。「高輪ゲートウェイ」も対象。
JR東日本は10月15日、山手線全駅のホーム上の発車標で、列車が駅に着くまでの時間を表示すると発表した。「約○分後」と明記し、待ち時間を乗客に分かりやすく伝える。2019年11月〜20年7月に切り替えを進める予定で、20年春に開業予定の新駅「高輪ゲートウェイ」も対象とする。
大半の時間帯では、待ち時間を表示する代わりに、発車時刻の表示を取りやめる。早朝・深夜など本数が少ない時間帯では待ち時間を表示せず、従来通り発車時刻を表示する。
一部の駅で発車標をLCDに置き換え
発車標の視認性を高めるため、東京支社が管轄する一部の駅で、画面を従来のLED(発光ダイオード)からLCD(液晶ディスプレイ)に変更することも決まった。対象となる路線は、山手線、中央線、中央・総武線、京浜東北線、横須賀・総武線の計28駅。置き換え工事は20年7月までに完了する計画だ。
この他、3月から一部の駅で始めていた、ホーム上での自動音声による英語案内を実施する駅を広げることも決定した。対象となるのは、山手線、中央線、中央・総武線、埼京線/湘南新宿ライン、京浜東北線、京葉線、横須賀・総武快速線、上野東京ラインの計47駅。導入完了は20年7月の予定。
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