Appleの環境・政策・社会イニシアティブ担当バイスプレジデントであるリサ・ジャクソン氏へのインタビューをThe Independentが掲載している。
Appleは、製品開発における環境への配慮を積極的に推し進めているが、今回のiPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxでは、TapticEngineに使用するリニアアクチュエーター(振動板)のマグネットにリサイクル材料を採用していると語ったそうだ。
ジャクソン氏は「iPhoneで使用されるレアアースの約4分の1に過ぎず、全てが完了しているわけではない」と語り、Appleがさらに環境問題に配慮した製品製造に取り組む考えを示した。
iPhone製造に欠かせないレアアース、レアメタルなど希土類元素の採掘は環境の汚染源にもなっていて社会問題にもなっている。そうした資源をデバイスから「採掘」するリサイクル技術が特に難しいと専門家が指摘していると質問されたジャクソン氏は「私は難しいとは思っておらず、デバイスからリサイクル資源として採掘するのにエネルギーと時間をかけることも賢明だと考えている」と話したという。
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