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タクシーの運賃が事前に分かる 「JapanTaxi」アプリが新料金「事前確定運賃」に対応
JapanTaxiが、タクシー配車アプリ「JapanTaxi」に、走行ルートを指定することで運賃を事前に提示する機能を導入すると発表した。
JapanTaxiは10月25日、タクシー配車アプリ「JapanTaxi」に、走行ルートを指定することで運賃を事前に提示する機能を導入すると発表した。28日から東京都と北海道の一部地域で運用を始める。
アプリ上で乗車地点と目的地を指定し、提示されたルートの中から一つ選ぶと、走行距離と所要時間を推定して料金を提示する。対象地域は東京23区、武蔵野市、三鷹市と、北海道札幌市、千歳市。
国土交通省は25日、乗車前に運賃を確定する新しい料金体系「事前確定運賃」を認可。所要時間と走行距離を基に運賃を決める既存の料金体系「時間距離併用運賃」では支払う料金を事前に決められなかったが、配車アプリで事前にルートを決めれば乗車前に運賃が分かるようになる。
国交省は事前確定運賃について、「『渋滞や回り道で運賃が高くなりそう』『目的地に着くまでメーターが気になる』といった利用者の不安を解消し、タクシーを利用しやすくするのが狙い」としている。JapanTaxiの他、「S.RIDE」(みんなのタクシー)、「スマたく」(つばめタクシーグループ)、「MOV」(ディー・エヌ・エー)が同料金体系に対応する予定。
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