「ポケモンGO」の有料イベントは「新たなテスト」 米Nianticの考えは?
一足先にきょだいポケモン「レジギガス」に会える権利、980円(税込)。米Nianticが開発・運営するスマートフォンゲーム「Pokemon GO」で、新しいパターンの有料イベントが11月2日に実施される。
一足先にきょだいポケモン「レジギガス」に会える権利、980円(税込)。米Nianticが開発・運営するスマートフォンゲーム「Pokemon GO」(iOS/Android)で、新しいパターンの有料イベントが11月2日に実施される。同社は10月25日からゲーム内ショップでチケットの販売を始めた。
ポケモンGOの場合、アイテムはポケコインと呼ばれるゲーム内通貨で購入する。ポケコインは有料で買える他、ポケモンのジム配置などでも獲得できるが、今回のチケットはポケコインで買えず、スマホ決済などで購入する必要がある。
イベント内容は、(1)スペシャルリサーチ「巨大ポケモンの謎を解け!」を進めると「レジギガス」が登場。(2)ジムでフォトディスクを回すと最大10枚までのレイドパスを獲得できる。(3)スペシャルリサーチを進めると、レアアイテムの「イッシュのいし」「シンオウのいし」と「限定ポーズ」が手に入る。(4)「巨大ポケモンの謎を解け!」メダルを獲得。
通常、プレミアムレイドパスは100ポケコイン(100円に相当)で売られているため、980円で10枚入手できるならお買い得。ただし、プレミアムレイドパスと違って1枚ずつしか所持できないため、10枚全てを入手するためにはイベント当日に10回レイドに参加しなければならない。仕事などであまり時間のとれない人は二の足を踏む可能性もある。
ネット上の評価は人それぞれだ。チケットを既に購入したという人もいれば、レジギガスが覚えている「ギガインパクト」というわざの威力を気にする人、イッシュの石が欲しいから参加する人など。もちろん「有料」の部分に反発する人も多い。
今後、Nianticはイベントの有料化を進めるのだろうか。同社によると「レジギガスのイベントは、有料で『より早く(イベントを)体験できる』という考え方。これまで通り、“課金”をしなくてもゲームを楽しめるという基本は変わらない」という。レジギガスは、11月の「EXレイドバトル」に登場することが発表されており、抽選に当たった人は無料でレイドバトルに参加できる。
Nianticは現在、ポケモンGOでさまざまな改善を進めると同時に新しい要素の追加なども検討しており、レジギガスの有料イベントもその一環だという。他にもポケストップの少ないエリアでは1つのスポットを回したときに出てくるアイテムの数を増やしたり、ゲーム内ショップで販売するボックスの内容を調整したり、レイドボスの強さを変えたり——小規模なテストを行い、検証の後で本格展開を図る。直近の事例として、毎週水曜日の夕方に実施されている「伝説レイドアワー」を挙げている。
「いろいろな部分でさまざまな試みを行っている。今後もさまざまな調整や改善を行う予定」(Niantic)
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