iPhoneケースと合体する小型ドローン登場 重さ68グラム カメラ搭載で空からセルフィー
プラススタイルが、専用iPhoneケースに装着して持ち運べる小型ドローン「SELFLY」を発売。小型で軽い点が特徴。カメラを搭載し、0〜15メートルの高さから静止画や動画を撮影できる。
プラススタイルは10月25日、専用iPhoneケースに装着して持ち運べる小型ドローン「SELFLY」(セルフライ)を、同社のECサイト「+Style」で発売した。価格はドローン本体が1万2100円、専用バッテリー(2個セット)が2980円、専用iPhoneケースが2280円(いずれも税込)。
サイズが72(幅)×141(高さ)×10(奥行き)ミリ、重さが68グラムと小型で軽い点が特徴。12メガピクセルのカメラを搭載し、0〜15メートルの高さから静止画や動画を撮影できる。
専用ケースはiPhone XS/X用、iPhone XS Max用の2種類。各端末に装着してドローンを持ち運べ、必要な時に取り出して飛ばし、上空からセルフィーを撮影する――といった使い方を想定する。操縦や撮影はスマホアプリで行える。自動ホバリング機能や、人の顔を認識して自動追尾する機能も持つ。
カメラの視野角は70度で、静止画解像度は3968×2976ピクセル、動画解像度は1080p。静止画を撮る場合はシングルショットの他、0秒・3秒・5秒のタイマー撮影とジェスチャーコントロール撮影にも対応する。
バッテリー容量は500mAhで、30分の充電で4.5分間の飛行が可能。オプティカルフロー、気圧計、6軸加速度センサーを搭載し、安定した飛行が可能という。
重量が改正航空法の適用基準である200グラムを下回っているため、国会議事堂や皇居などの主要な公的機関や、各自治体が禁止している場所を除けば、許可なしで飛ばせる点もメリットだとしている。
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