検索
連載

知ると欲しくなる危険なハイエンドカメラ、ソニー「α7R IV」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/4 ページ)

とどまるところを知らないソニーの勢い。6100万画素のフルサイズハイエンド機「α7R VI」は、最高画素というだけではなく、さまざまな改良や進化を遂げていた。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 一応書いておくと、イメージセンサーは35mmフルサイズで裏面照射型。567点の像面位相差センサーを持っており、さらにボディ内5軸手ブレ補正を搭載する。

 でもって、最新のソニーの技術が入っているので、AFの速度やリアルタイムトラッキングは素晴らしい。

 お約束の瞳AF、猫瞳AF、リアルタイムトラッキングとチェックしてみよう。


瞳AF動作中の画面。手前の眼をしっかり捉えてくれる

手前の瞳にフォーカスがきていることが分かるよう、55mm F1.8のレンズを開放で使用(55mm 1/60秒 F1.8 ISO125)

 猫は……猫瞳AFのチェック写真は招き猫なんだけど、ちゃんと本物の猫でも認識してくれる。まあ、2019年版のソニーカメラの基本ですな。


動物瞳AF(厳密にいえば動物でもないんだけど)もこのように

キャットタワーに隠れていた猫を55mm F1.8で。ちゃんと瞳にフォーカスがきている(55mm 1/80秒 F1.8 ISO100)

 さらに駆け抜けていく準特急でリアルタイムトラッキングを使った連写をしてみた。顔/瞳AFの対象を動物にしているとリアルタイムトラッキングが使えない(人物に設定すればOK)というのは可能なら改善してほしいけれども、このリアルタイムトラッキングの正確さは素晴らしい。タッチパネルを使ってさっと被写体を選択すればそれを確実に追いかけてくれる。

 連写はAF追従で最高約10コマだ。


秒10コマで連写をしている様子。AF枠がしっかり追従しているのを確認しながら撮影した

ここまで寄ってもしっかりフロントにフォーカスしている(24-105mm 105mm 1/1000秒 F4.0 ISO100)

 一言で説明すると、高画素機ながら速くて賢いのである。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る