ソニー、有料テレビサービス「PlayStation Vue」を終了
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが2015年に米国で立ち上げた、テレビコンテンツの有料ライブ配信サービス「PlayStation Vue」を終了する。主力のゲーム事業に専念するとしている。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは10月29日(米国時間)、米国で2015年から提供してきたサブスク制のテレビコンテンツの有料ライブ配信サービス「PlayStation Vue」の提供を来年1月30日に終了すると発表した。
有料テレビ業界は競争が激しく、また、コンテンツ購入コストがかさみ、予想よりも変化が遅かったため、同社の主力であるゲーム事業に専念することにしたとしている。
同社はユーザー数を公表していないが、米Varietyによると約50万人という。
Play Station Vueは、PS4などのソニー製ゲームコンソールで多様なチャンネルのテレビ放送をライブで視聴できるサービス。米Dish NetworkのSling TVやYouTube TVと競合している。利用料金は月額49.99ドルから。
PlayStationユーザーは引き続き、PS4でPlayStation Store経由で映画やテレビ番組を視聴できる。
同社は公式ブログで「PlayStation Vueで成し遂げたことを誇りに思う。われわれのサービスが人々のテレビ視聴を変革できるという野心的な目標を持ち、有料テレビ業界を革新する可能性を示した」と語った。
近年では映画やドラマ、オリジナルコンテンツをVueより低価格で提供する米Netflixのようなコンテンツサービスが主流になっている。11月にはDisney+やApple TV+のサービスもスタートする。
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