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グリーの20年度1Q、最終益52.7%減 「シノアリス」など周年イベントの反動で収益減
グリーが20年6月期第1四半期の連結決算を発表。売上高は前年同期比13.0%減の157億9900万円、営業利益は27.2%減の11億7700万円、最終利益は52.7%減の9億8500万円だった。周年イベントの反動で、「シノアリス」などの収益が低下した。
グリーは10月30日、2020年6月期第1四半期(19年7〜9月)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比13.0%減の157億9900万円、営業利益は27.2%減の11億7700万円、最終利益は52.7%減の9億8500万円と減収減益だった。
主な減収要因は、前年同期にスマートフォンゲーム「SINoALICE ーシノアリスー」「アナザーエデン 時空を超える猫」「ダンまち〜メモリア・フレーゼ〜」といったタイトルで周年イベントを行った反動だという。前年度に引き続き、ブラウザゲームの不調が続いたことも減収につながったとしている。
収益の改善に向け、現在はスマホゲームの新規タイトル2本を開発中。20年6月期中のリリースを予定している。
20年6月期の通期業績予想は非開示。同社は「事業環境の短期的な変化が激しく、新規アプリゲームのリリースなどによる大きな業績変動が見込まれることから、適正かつ合理的な数値の算出が困難」と説明している。
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