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DeNAの上半期、純利益52%減 ゲーム事業の減収響く、スポーツ事業は好調
DeNAの2019年4〜9月期連結決算は、売上高が652億円(前年同期比4.3%減)、営業利益が50億円(同52.7%減)、純利益が47億円(同50.4%減)と減収減益。スポーツ事業は好調だが、ゲーム事業の減収などが響いた。
ディー・エヌ・エー(DeNA)が11月6日に発表した2019年4〜9月期連結決算は、売上高が652億円(前年同期比4.3%減)、営業利益が50億円(同52.7%減)、純利益が47億円(同50.4%減)と減収減益だった。ゲーム事業の減収が響いた他、横浜DeNAベイスターズの運営などスポーツ事業での費用、新たな収益の柱とするオートモーティブ事業への投資がかさんだ。
ゲーム事業は、売上高が411億円(同3.6%減)、営業利益が68億円(同31.4%減)だった。8月末に「ポケモンマスターズ」、9月末に「マリオカート ツアー」をリリースし売上に貢献し始めたというが、4〜9月期全体では既存タイトルを中心とした事業運営となり、前年と比べると振るわなかった。
スポーツ事業の売上高は164億円(同12.8%増)、営業利益が54億円(同1.2%増)と好調。増築・改修が進む横浜スタジアムは、19年シーズンから一部の稼働を始め、観客動員数は順調に推移しているという。
配車サービス「MOV」などを展開するオートモーティブ事業は、売上高が5億6000万円(同742.9%増)と伸びたが、営業損益は31億円の赤字(同14億円の赤字)だった。
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