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気象庁を装った迷惑メールに注意 偽アプリのダウンロードを促す
気象庁は、同庁を装った迷惑メールが出回っているとして注意を呼びかけた。メールから偽のアプリをダウンロードさせる内容だが、同庁は全く関係ない。
気象庁は11月6日、同庁を装った迷惑メールが出回っているとして注意を呼びかけた。メールに書かれたリンクから偽のアプリをダウンロードさせようとする内容で、同庁は全く関係がないという。
出回っている迷惑メールは「地震や津波の情報をいち早く受け取れる」と、うその情報をかたり、不審なアプリのダウンロードを促すという。気象庁はアプリを配布しておらず、メールも配信していない。同庁は、金銭的な被害を受けた場合は近くの警察署に被害届を出すように呼びかけている。
正規の災害対策アプリ、何がある?
地震や洪水といった災害の情報を伝えるアプリは民間事業者から提供されている。気象庁は7月、災害危険度が高まっている際にメールやスマートフォンでプッシュ通知するサービスを民間企業と共同で始めた。情報セキュリティを手掛けるゲヒルン(さくらインターネット子会社)の「特務機関NERV防災アプリ」や、ヤフーの「Yahoo! JAPANアプリ」の機能として提供している。
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