「ぐるぐる」「ぱたぱた」、ロボットで表現 ソニーと早稲アカ、創造力養うプログラミング教室
ソニー・グローバルエデュケーションが、早稲田アカデミーと業務を提携。ロボットプログラミングの学習キット「KOOV」(クーブ)を活用したプログラミング教室「CREATIVE GARDEN」を2020年2月に開講する。
教育事業を手掛けるソニー・グローバルエデュケーション(SGE)は11月7日、学習塾の早稲田アカデミーと業務提携し、プログラミング教室「CREATIVE GARDEN」を2020年2月に開講すると発表した。ソニーが開発するロボットプログラミングの学習キット「KOOV」(クーブ)を活用する。小学1年生を対象とし、次世代を担う人材を育成する狙い。
CREATIVE GARDENでは、色や形が異なるブロックにモーターやセンサーなどを組み合わせ、ロボットを作って動かす。受講する子どもたちに、動きをイメージさせる「ぐるぐる」「ぱたぱた」など抽象的なテーマを与え、身の回りのものを観察、ブロック造形やプログラミングで具体的に表現してもらう。テーマは授業によって異なり、より高度な内容に段階的に挑戦できる仕組み。
1カ月に3回の授業と宿題、2カ月に1回の到達度判定コンテストを実施。受講日時は早稲田アカデミーの校舎によって異なり、定員は1クラス6人。KOOVの代金6万6000円(税込、以下同)に加え、月額1万6500円の受講料がかかる。
SGEのSTEM教育関連製品、カリキュラム開発の知見と、早稲田アカデミーが受験指導で培った教育ノウハウを組み合わせた。
SGEは、スマートフォンやゲーム、動画サイトなどが普及する一方、子どもたちが自らすすんで情報を探し、考え、創造的にふるまう──といった機会が減少していると指摘。「プログラミングスキルの習得機会だけではなく、プログラミングを用いて子どもたちに必要な実体験を提供し、将来を担う人材の育成に貢献する」としている。
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